今年も盛り上がりました年末の祭典M-1グランプリ。
今回は開催が12/24(日)のクリスマスイブに開催ということで、きっとご家族で見られたり、友達みんなで楽しんだ方も多かったかと思います。
- 決勝出場者決定!敗者復活枠は?
- 1stラウンドのネタと最終順位は?
- 最終決戦のネタと最終順位は?
- 優勝した令和ロマンの勝因とは?
こちらについてまとめてみました。
決勝出場者決定!敗者復活枠は?
今年のM-1グランプリは、過去最多となる8540組の出場者の中から決勝進出したのは、合計10組のコンビでした。
1stラウンドは抽選で順番が決められます。
今年は、WBCで日本代表監督を務めた、栗山英樹監督と、代表の4番打者を務めた岡本和真選手がこの抽選の発表をする大役を任されていました。
栗山さんは、元スポーツニュースなどもやられていたので、場慣れしていましたが、岡本選手がガチガチに緊張していましたねw
そして決定したネタの順番はこちらです。
- 令和ロマン
- シシガシラ(敗者復活組)
- さや香
- カベポスター
- マユリカ
- ヤーレンズ
- 真空ジェシカ
- ダンビラムーチョ
- くらげ
- モグライダー
この10組が王者の座をかけて激突しました!
今年の敗者復活枠に残ったのは、シシガシラでした!
1stラウンドのネタと最終順位は?
1stラウンドのネタ順に出場者の感想を発表したいと思います。
令和ロマン
1stラウンド3位(648点)
令和ロマンについては、過去のネタを見ても、YouTubeとかでは、なんだかダラダラやってるものも多くて、正直あんまり注目してませんでした。
ボケの高比良くるまさんも、突っ走って行き過ぎる感があったし、ツッコミの松井ケムリさんも、ダラっとしたツッコミが、好感持てなかった。
でも、実際、M-1グランプリのネタを観たら、4分という規定があったからなのか、1番手ということからなのか、くるまさんの暴走も許容範囲内だったこともあり、ボケもツッコミも程よく緊張感があって面白かったですね。
くるまさんの体全体を使ったボケが良かったですね。
シシガシラ
1stラウンド9位(627点)
敗者復活戦を勝ち上がったシシガシラの二人組だったが、敗者復活戦のネタから観ていたが、ハゲネタ一辺倒でした。
緊張もあったのかもしれないが、敗者復活戦の熱量と決勝の熱量に、あまり声に勢いが無かった気がするなぁ。
ネタ披露後のコメントでもハゲネタしか持ってないと言っていたので、審査員の評価もあまり上がらなかったので、ちょっと準備不足でしたね~。
掴みのネタが、てっぺんハゲを見せて、「ハゲてるやないかい!」という、フットボールアワーのネタっぽかったけど、そこそこ面白かったけど、それだけでした。
さや香
1stラウンド1位(659点)
さや香は今回の自分の本命でした。
事前にネタを何本も観ていて、去年の大会での『男女の友情』というネタはめっちゃ面白くて、それ以来注目していました。
どのくらい面白かったかというと、チュートリアルが優勝した際の『チリンチリン』くらいです・・・言い過ぎかな(´-∀-`;)
今回のネタは『ホームステイ』をテーマにしたもので、石井さんがブラジル人のエンゾを自分の家に迎えいれようと考えているところからネタが始まり、変なことを言い出す石井さんをなだめる新山さんがヒートアップしていくという展開。
さや香のネタはこの形が最高に面白いんですよね~。
新山さんのツッコミがヒートアップしていつの間にか、ツッコミ通り越して、変な方向に行ってしまい、一旦冷静になるも、更にはじけていくという、この形が最強なんです!
このネタは1stラウンドでは間違いなくダントツ1位でした!!
終わった後も、エンゾの名前を他の芸人さんもこぞって使ってましたね。
カベポスター
1stラウンド6位(635点)
カベポスターのネタ自体はまぁまぁでしたね~。
ずっとゼリー欲しいの略の『ずっゼリ』やずっと愛してるの『ずっラブ』がウケてましたけど、一番目立ったのは、最後の締めのところで、「もっとドロドロやないかい!」で終わるところを、噛んでしまって、審査員から一斉に指摘されていたところですかね。
マユリカ
1stラウンド4位(645点)
マユリカのネタは個人的には結構好きでした。
ボケの阪本さんがすごい雰囲気があって、終始キモキャラを演じていましたけど、ちょいちょい出てくるフレーズや、シュールなボケが良いキャラだなぁ~って思ってました。
中でも一番ウケたのは、頭痛で悩んでいる女の子にいつも持ち歩いているノーシンピュアをあげたことで、良い関係になり不倫をしてしまったことに対する、妻の追及に対し
「不倫というか・・・ズッキンズッキンぷっちんふりんです。ポンピーン♪」
と、悪気も無く小ボケをかまるところが最高でしたw
あとはネタ終了後のインタビューの際、二人の登場シーンの際に、書かれているキャッチコピーに『ずっとキモダチ』と書かれていることに、悪意を感じるとお二人はご立腹だったようですが、審査員の松本人志さんには、更に『ヨゴレ』とダメ押しされていました(笑)
ヤーレンズ
1stラウンド2位(656点)
ヤーレンズのお二人は、自分の中で2番手の候補でした。ツッコミの出井さんのブログとかも結構見てたりしてたので、かなり期待していました。
実際ふたを開けてみると、ボケの楢原さんの独壇場でしたね。
ずっとしゃべる大家さん役で、小ボケをこれでもかと入れてくるし、かといってツッコミの出井さんも存在感が無くなっていないので、終始笑っていられる4分間でした。
ネタ後のインタビューでも、終始ウザキャラでしゃべりっぱなしの楢原さんに、司会の今田さんも程よくツッコんでいて楽しそうでした。
真空ジェシカ
1stラウンド5位(643点)
真空ジェシカは見た目、ファンキーな二人組だし、不気味な存在でしたね。
特にボケの川北さんみたいなキャラは、笑い飯/西田さんや天竺鼠/川原さん的な弾けると止まらなくなるような感じがしました。
実際、ネタは面白かったんですけど、結構、客を置いてけぼりにしそうな勢いがあり、好き嫌いの賛否が分かれるところでしたね。
自分は普通でしたけど・・・( ̄▽ ̄;)
でも川北さんは、大会後に行われた『M-1グランプリ2023 イブより熱い大反省会!』に参加されていたときも、終始、よくわからないコメントを発して、周りが唖然とするという( ゚д゚)ポカーン
ダンビラムーチョ
1stラウンド8位(631点)
ダンビラムーチョは今回は歌ネタを披露してましたが、4分間しか時間無いはずなのに、なんだかずっと歌っているだけで、その時間が長く感じた。。。
決勝進出もこの手のネタで上がってきたのかな??
くらげ
1stラウンド10位(620点)
くらげは『純情!ワイシャツとアロハ』のキャッチコピーでしたけど、アロハのツッコミの渡辺さんが、いかつい顔してカワイイ系や女の子の好きそうなものに異常に詳しいというギャップが笑えるところなんだろうけど、ずっと名前を言い続けるだけで、中々笑えなかった。。。
来年ももっと覚えて言い続けます!とコメントしていたので、また同じようなネタで勝負するのかなぁ・・・。
モグライダー
1stラウンド7位(632点)
モグライダーは言わずもがな、既に知名度も上がっていて、レギュラー番組もある売れっ子芸人さんですが、自分もブログに紹介記事書いていたりして、ちょっと注目していました。
実際にネタは、そこそこ面白かったですけど、爆発力は無かった。
審査員から、ともしげさんが、よく出来過ぎていたとか、芝さんが緊張して本領を発揮できていなかったなどと指摘されていました。
自主練をしたせいだなと、ともしげさんが反省していましたが、最後にミラクルがありました。
今田「緊張した?」
ともしげ「かんちょう・・・緊張しました」
これがネタに出てたらなぁ・・・と残念でなりませんでした。
1stラウンドは、1位さや香、2位ヤーレンズ、3位令和ロマンという結果になりました。
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最終決戦のネタと最終順位は?
最終決戦は自分の推しのさや香とヤーレンズが残っているので、大いに期待しました。
それでは最終決戦もネタ順にご紹介します。
令和ロマン
令和ロマンは1stラウンドでもそうでしたが、くるまさんの体全体を使ったボケが際立ちました。
最終決戦でも、ストーリーがしっかりとあって、そこに出てくる登場人物もわかりやすくて、最初から引き込まれました。
内容はくるまさんが観たドラマの話を再現するというところから始まります。
古い町工場で自動車を造り、世界をあっと言わせようという感動もの!?のお話。
特に面白かったのが、よくある演説やイイ話を聞いた後に、聴衆が一瞬シーンとしているんだけど、誰かが拍手を始め、徐々にそれが伝染し大拍手となるという感動するような名場面になるはずが、社長が工場にやってきていい話?をして、工場の誰かが最初に「パチ・・・パチ」と拍手を始めるんだけど、伝染せずに拍手が広がらないというオチにあり、そこがくるまさんが上手く表現されていてすごく面白かった!!
あとは、よくライバル会社とかどこぞの営業マンとかが後から出てくるような場面があり、ライバル会社が『トヨタ』で、変な営業マンは『吉本興業』など、出てくるキャラが要所要所で面白く設定されており、ネタが終わった後の司会の今田さんは、涙を流して笑っていた。
最終決戦でも令和ロマンはトップバッターの重責を跳ね返して、ネタを爆発させていました。
ヤーレンズ
ヤーレンズの最終決戦は『ラーメン屋』のネタでしたが、ちょいちょい入れられている映画の小ネタが自分的にはすごく好きでした。
1stラウンド同様に、楢原さんの変なキャラ設定の人物は面白いのですが、そのボケをリズミカルなテンポでツッコむ出井さんとの間がすごく良くて、このM-1のネタだけでもファンになっちゃいましたw
小ボケの中に、プラス500円でトッピングのチャーシューを『チョーシュー』に変更出来るとの提案をするのだが、どう違うの?と尋ねると、
「チャーシューはキレてて、チョーシューはキレてないですよ( ̄m ̄〃)」
といった楢原さんの変なキャラが織りなすボケの嵐がずっと笑いっぱなしにさせてくれました。
さらには面の湯切りをするのに、客を助手席に乗せてバックする運転手のようにカッコよく湯切りしたりとか、店の名前が『メンジャミンバトン スープなラーメン』だったりとか、随所に小ネタがあって、1stのネタにも負けないくらい面白かったです。
さや香
さや香は昨年もそうでしたが、1stラウンドは1位通過でした。
ですが、最終決戦でウエストランドに敗れ、準優勝という結果になりました。
今年はそのリベンジとして非常に気合が入っていたと思います。
ですがふたを開けてみると、最終決戦のネタはあまりに冒険しすぎて、客が置いて行かれている状況を作ってしまい、ずっと新山さんがしゃべっているだけという展開になってしまいました。
本来、ツッコミが新山さんで、ボケが石井さんなのですが、以前は逆の設定で活動していました。
どちらも出来るので器用なお二人なのですが、昨年のネタや1stラウンドのネタを見る限り、石井さんのボケに新山さんのハイテンションツッコミが形としては最高に面白いです。
今回、新山さんのしゃべりっぱなしのボケネタを最終決戦に持ってきたのは、明らかなミスだったと思います。
番組終了間際、審査員の感想で、山田邦子さんがハッキリと「最終決戦でのさや香は全然良くなかった」と酷評しました。
ごもっともですw
期待していただけに、非常に残念でした。
最終的な順位は優勝:令和ロマン、準優勝:ヤーレンズ、3位:さや香でした。
優勝した令和ロマンの勝因とは?
今回のM-1グランプリで栄冠を手にしたのは令和ロマンでした。
1stラウンドを上回るネタを、最終決戦に持ってこれたことはすごいことです。
更にはパフォーマンスも十分に発揮できたことも勝因の一つでしょう。
何より、ボケのくるまさんの強心臓がすごいと思いましたね。
司会の今田さんにも臆せずしゃべってたし、若いって素晴らしいですねw
ちなみにM-1グランプリ三連単予想には『1位さや香・2位モグライダー・3位ヤーレンズ』で応募したんですが。。。残念です(´;ω;`)ウゥゥ
まとめ
今回はM-1グランプリ2023の総評と、各コンビのネタについてのまとめてみました。
- 決勝出場者は10組で敗者復活枠はシシガシラでした
- 1stラウンドの最終順位は1位:さや香、2位:ヤーレンズ、3位:令和ロマン
- 最終決戦の最終順位は優勝:令和ロマン、準優勝:ヤーレンズ、3位:さや香
- 優勝した令和ロマンの勝因は、何よりこの舞台で、最高のパフォーマンスが出来たことと、ボケのくるまさんの強心臓によるものが大きな要因
今年も大変盛り上がったM-1グランプリでしたが、決勝進出者の平均年齢が30代と、大変若い世代の活躍が目立ちました。
一番年上がモグライダーのともしげさんだという・・・あ、敗者復活のシシガシラの脇田さんが42歳かw
また来年も新しい顔が出てくるのかもしれませんが、個人的には今度こそ、さや香のお二人に頑張ってもらいたいと思っています!!
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